サラバ松江の日々
07/11-08/17/2001

07/11(水)2001 曇/雨
本日職場にて東京への転勤を告げられる。松江に転勤して来て早五年、長い歳月だった。ようやく東京に戻ることが出来るのだけれど、五年の間に私は我がMINIを得た。来月下旬には引っ越すことになる。勿論MINIと一緒だ。毎日乗る訳にはいかなくなるであろうことは残念であるが。
さて、内示を受けた後私はまたまた浜田出張へと向かったのである。松江発13:45。出発時距離計20,482km
西に向かうに連れ、やがてが降ってくる。関東は梅雨明けしたそうだけれどもこっちはまだだ。なんだかおかしな感じ。
16:50浜田着。何ヶ所かを訪ねる。
20:40宿に入る。距離計は20,652km

07/12(木)2001 雨/曇
朝いちばんで給油、色んな所に行き色んな人に会う。くねくねの山道を走ったり飛んでもない上り坂を上ったり三人乗りだったり。なんだかんだで仕事を終えたのは22時過ぎ。
22:25浜田発。大型トラックの走る9号線をひた走り、出雲からは農道へ抜ける。整備の行き届いた真っ直ぐな農道はすり減った国道より格段に走りやすい。100km/h巡航。二時間で松江に入る。
24:35帰宅。距離計は20,877km

07/14(土)2001 晴
もうすっかりの日。強烈な日差しの元は湿度の高い空気。
朝いちばんでリアクォーターウインドウを開け、フロントも細めに開けておく。
給油後行きつけの眼鏡店に行くと社長がMG-Fを買ったという。店の前にはMG-FPaul Smith MINIが並んでいる。サイドのウインカーレンズがMINIと共通部品なのは新発見だった。
夕方松江ミングセンターへ。仕事を通じて出会った板金塗装屋さんだ。
首都にはの雨が降ると言う。リアクォーターウインドウ下のの補修&全体の磨き。ここは工場貸し出しというシステムがあり、自分で作業しようと思っていたのだけどどうにも時間がない。4〜5万掛かるそうだけど、思い切って頼むことにしたのである。という訳でしばしの別れ。仕事に戻る。

07/23(月)2001 晴
一週間の出張から戻り、我がMINIを受け取りに行く。九日ぶりの再会である。
相棒はピカピカになって待っていた。ミッドナイトブルーは深く濡れたように輝き、窓下のはもちろん跡形もない。

屋根
これは屋根ですね。美しいでしょう。

請求金額は\36,225-。大分安くしてもらったようで有り難い限り。思い切って頼んでよかった。
それにしても出張中はマツダのボンゴフレンディなる大きな車で動いていたので久し振りのMINIは矢張り狭いね。すぐ慣れるけど。

07/30(月)2001 晴/曇/一瞬の小雨
今日は記念すべき日なのである。殆どネット上での交流しかなかった松江及び境港の三人が一同に集うのである。最初で最後の集いである。
MANABOOさんヒトミさん。このお二人は前から友達なのだけれども。夜9時、服部珈琲店集合。ココの駐車場は枕木の廃材の様な木材で組まれたデッキに裸電球の燈が降り注ぐ。三台並べて写真を撮ったらさぞよかろうとの目論見だったのだが生憎繁盛していて並べて駐めることは出来なんだ。
アイスコーヒーなど飲みながら一時間ばかり話す。仕事の話など諸々であるけれども矢張りMINI談義は楽しいものである。ヒトミさんとは殆ど初見ということで私はそれなりに緊張していたのだがそんな心配は無用なのである。MINI乗りに悪い人は居ない。様な気がする。かも知れない。きっとそうであって欲しい。
てな訳で近くのスーパーストアの駐車場に場所を移して撮影会である。

三台 窓越し

その後MANABOOさんは我が家へ。不要になるスタッドレスタイヤを譲り渡す。行き場が決まってよかったよかった。
お二人とも再会を楽しみに

08/15(水)2001 晴
その後職場に半泊まり込み状態が続き、殆ど片道五分の通勤でしか乗ってやれない。急ぐ場合が殆どなので、暖かい時季とは言え暖機も不十分で乗らざるを得ないのは心が痛む。
そして昨日やっとのことで松江での仕事が完了。今日から二日半で引っ越し準備をして金曜午後いちには運び出しである。
と言うことで市役所行ったりとか何かと車は必要なので職場にMINIを取りに行く。二日ばかり飲酒のため置いて帰っていたのだ。
この辺から事件は始まったのであった。バスで職場に向かうがその車内でポケットから携帯電話が滑り落ちる。下車した瞬間に気づくがバスはもう遙か彼方
駅まで歩いて観光案内所に駆け込みバス会社に連絡する。引っ越し間際のこの時期に電話がなくなるとたいへんだ。私が乗ったのは松江市内を循環する100円バス「あ100」号であった。折悪しく既に次の周回に入ってしまったという。一時間ほど待って駅に帰ってきた「あ100」号を捕まえて無事取り戻すことができた。
そもそも私は年に一回くらいしか忘れ物はしない。やっぱりこういうときは色々と起こるのだなと思いながら職場へ向かう。
と、ここでもうひとつのたいへんな事件は起こったのであった。駐車場のMINIに乗り込み始動しようとするとスターターモーターからカタカタという音。エンジンが掛かる気配はない。これはバッテリー上がりだな。
後輩の車を横付けしてジャンプスタートを試みる。ところがこれが掛からない。ということは単なるバッテリー上がりではないのか?。そもそも二日乗らないだけで上がるのはおかしいぞ。オルタネーターの異常だったりしたらたいへんだ。もう一度症状確認。スターターはカタカタ。イグニションランプは点く。室内灯は点くがライトは点かないしホーンも鳴らない。 乏しい知識で電装系をチェック。ヒューズ関係異常なし。配線が外れている気配もない。私に出来るのはこのくらいだ。
かたつむりに電話する。が、水曜は定休日。駐車場で途方に暮れる。明後日には陸送が待っているというのに。他の車屋も軒並み盆休みである。まさかかたつむりは盆休みってことはないよなあ。
考えてもしょうがないので明日電話してみることにして(なんたってやることはいっぱいある)、後輩Kのキャトルを借りて市役所など回ったのである。

08/16(木)2001 晴
朝いちばんでかたつむりに電話。よかった開いていた。けれどもどうやら忙しいらしい。「とりあえず押し掛けしてみたら。それで掛かったらまた電話して」というので午後やってみることにする。なんたって午前中は荷造りしなくちゃ。大量の本がたいへんだ。
と、昼頃かたつむりから電話。主人が急遽来てくれるという。ありがたい。
職場に出て書類の片づけなどしていると14:30頃親父殿ステッカー大量に貼った軽トラで登場。持ってきた大容量の国産バッテリーに交換する。つまり純正サイズのバッテリーでは容量が根本的に不足しているのだそうだ。ここ一ヶ月間ごく短距離しか乗らなかった間、バッテリーの電気を食いつぶしていたものらしい。
ということであっと言う間に解決、一発始動。親父の見立てではスターター、オルタネーターなど他に異常なし。
10分ほど待ってもう一度掛けてみようというので缶コーヒーを飲みながら話す。かたつむり親父殿MINI屋歴20数年。「かたつむり」の名の由来はそもそも最初は二輪のレースをやっててダントツに速かったから。自慢は「インチキしない」こと。レース車にも我がMINIと同じようなパーツしかついていないという。直線では関西や東京の車に置いてかれるがコーナーは速い。「インチキせんから」。ああ、なんてかっこいいんだろう!。
本日の支払い\34,650-(予備のスターターリレー含む)。バッテリー交換時の距離計21,180km。予想外のトラブル、予想外の出費だが、最後に親父殿に会えたのでこれでよかったのはないかという気もする。我がMINIが別れを惜しんで会いたがったのだろうか
と言うことで復活したMINIで方々挨拶に回り、荷造りの待つ我が家に帰宅したのであった。帰宅時距離計21,213km。松江での走行はこれで最後だ。明日には陸送が待っている。

08/17(金)2001 晴
汚れているからといって粗略に扱われてはたまらんので忙しいのに朝、さっと洗車する。
13:30、引っ越し業者がやって来て荷物の運び出し。段ボール箱は多いが殆ど家具がないので積み込みは速い。
15:30頃には全て終了。別れを惜しむ間もなく我がMINIも運ばれていった。案の定Rの入れ方で戸惑っていたぞ。だから書いといたのに読んでよね。他にも牽引フックの位置とかドアの開け方など書いて車内に置いておいた。私が大切にしている車だということが伝わればと思う。
荷物は二日で到着するが、MINIは約一週間。陸送の都合で乗り継ぎを繰り返して来るのだそうだ。 待ち遠しいね。

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