雨のナイトドライブなどの日々
05/02-05/05/2001

05/02(水)2001 雨
連休谷間の日の夜、私はこれから県西部の浜田市に行かねばならない。仕事である。明朝早くから動かなければならないので今夜中に入っておく必要があるのだ。雨が降っている。昨日から降り続く久しぶりに本格的な雨はまだまだやむ気配はない。
21時松江発。距離計は17,412km。開通したばかりの山陰道に乗ることにする。新しい道は流石に走りやすい。ワイパーをONにしなければならないほどの雨なのだが(普段は手動で間欠ワイパー)、吸水性舗装のお陰で路面は安定している。
15分ほどで終点宍道に辿り着き、9号線へ降りる。ここからは旧態依然の国道を走らなければならない。
片側一車線の暗い道。轍がうがたれた路面には半紙に置かれたばかりの墨汁の様に雨水がたゆたっている。考えてみれば新しいタイヤに替えてから本格的な雨を走るのは初めてだ。確かに前のタイヤより遙かに安心だけれども急ブレーキは矢張り怖いね。
やがて道は海岸線添いへ。結構なアップダウンとコーナーが続き、街灯はほとんどない。普段はあまり感じないMINIのヘッドライトの暗さを感じるのはこんなときだ。視線をあまり遠くにやれないドライブは辛い。
ほぼノンストップで23:30浜田に到着。宿に入る。到着時距離計17,550km。早く眠らなくちゃ。

05/03(木)2001 雨/曇/晴
8時半に宿を出て人に会う。昨日ほどではないが天気はよくない。空はどんよりと曇り、時折雨がちらつく。
午前中で仕事は一段落。ちょっとした買い物のためにショッピングセンターに行く。何の気なしにのぞいた雑貨屋で、MINIのブリキ製ゼンマイおもちゃ発見!。二台あったので両方とも購入。一台はCooper Sと記されておりヘルメット姿のレーサーが、もう一台はCooper S MK-2と記され妙ににこやかな男女が描かれている。

ゼンマイおもちゃ
ディテールはよく描けているんだけどなぜか二台とも左ハンドル。

午後は特に予定がないので思い切って広島まで行ってみることにする。実は両親(と犬のティミー)が先月広島から鹿児島へ引っ越した。そのとき帰れなかったので、以前は我が家だった家の姿を見ておきたいという気になったのである。
浜田から広島へは100kmあまり。高速が通っているのでとても早い。 浜田発13時。距離計は17,598km
浜田道に乗って間もなく、が降ってくる。山を越えて広島県に入るとたちまち快晴。日本海の風が中国山地にぶち当たって雨になっているのだなということがとてもよく分かる。
14時半広島着。17,708km。主が代わっても家の外観は変わることがない。先日の地震で倒れたという門柱は未だに再建されぬままであった。

崩れた門柱

他に特に用事もないし会う人もいないので、仮眠を摂った後浜田に取って返すことにする。その前に給油。燃費は18.22km/lをマーク。やはり高速長距離走行は効く。
浜田に帰り本屋その他に立ち寄った後、宿に入る。17,825km

05/04(金)2001 晴
相変わらず半分仕事半分遊びの日は続く。いつもこの位のペースで働けるといいのにな。
昼間仕事の参考のために、とある結婚式で披露された神楽を見、夜人に会って一日が終了。
宿を探すのも面倒になったので「ゆうひパーク浜田」という道の駅で車中泊とすることにする。ゆうひパーク到着時の距離計は17,908km
連休中とあって駐車場はほぼ満車状態だけれども、トイレと水道、自動販売機が終夜使える利便性は他の物を以て代え難い。車中泊組も数多いがこんなに小さな車の中で寝ようという者は他にはあまりいない
犬のジョンお奨めのMINI内睡眠姿勢は以下の通り。助手席をリクラインして靴を脱ぎ、身体を右に倒して横たわり、運転席座面に脚を載せる。身体をくの字型に折り曲げる感じだ。シフトレバーを蹴飛ばしそうなのでサイドブレーキは引いておく。

05/05(土)2001 曇/晴
朝5時半頃に目が覚める。3時間あまりは眠っただろうか。昨日は車の中で寝たといってもスローバラードは聴けないのである。なんたって我がSprite号にはラジオも付いていないのだから。
道の駅にいてもしようがないので金城町のきんたの里なる施設へ行きオープンまで仮眠。10時に起きて温泉に入る。
金城町で給油の後、浜田に取って返し人に会う。今日はどうやら端午の節句らしいので鯉のぼりを見つけて記念撮影。ついでに浜田港でもパチリ。

鯉のぼりとともに 浜田港にて

15:20、浜田発。これにて出鱈目な旅は終了、松江に帰ることにする。距離計は17,987km
大田市で長大なる事故渋滞に巻き込まれる。停止〜20km/hが軽く一時間は続く。渋滞でMTは矢張り辛いね。電動ファンも回りっ放しだし。
結局松江着は19:50。一時間半は余計に掛かってしまった。帰着時距離計18,138km。四日間の走行距離は726kmであった。

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