しばしさらば我が友よの日々
09/16-10/12/2000

09/16（土）2000　小雨／曇
本日帰宅時メーター11,256 km。
5/27にやってきたときが6,240kmであったから約110日で5,000km突破である。
1日平均45kmの走行距離。

09/23（土）2000　曇
昨日はとんでもない大雨だった。未明に激しい雨音とたてつづけの雷鳴で起こされる。
昼間には納まったものの夜、ちょうど帰宅する時間に再び土砂降り。
ためらいなく ワイパーをONにしてゆっくり走る（MINIのワイパーには間欠モードがないので少々の雨のときには適当な間隔で一回ずつ掛けるのである）。天井からは雨粒が屋根に当るコンコンという音。この音には味わいがあってよい。鉄板の厚みの成せるものか。
窓を細めに開けて走るもそこは狭い車内のこと窓ガラスはやはり曇る。しかし走行に支障はない程度だ。FoggyXはなかなか優れ物である。
新大橋の渋滞を抜けて無事に帰宅。犬のジョンのMINIは雨でも今の所問題なしだ。
と思ったら今朝、運転席の足元に水たまりを発見。手桶ですくった程度の水がフロアマットの上にたまっている。マットの裏はゴム製なので下には漏れていない様子だ。

これはまた後の、雨の日の翌朝。フロアマットはぐっしょり。

そろりとマットを持ち上げ、車外に水を捨てる。
MINIにつきものの雨漏り。初めての経験だったが特に驚きやショックはなかった。「おやおや」てなものである。
しかしどこから浸水したのだろう。室内に濡れている箇所は他にはない。クラッチペダルの溝にうっすらと水がたまっている所を見るとエンジンルームから浸入したものだろうか。
電装系をすべてチェック。どこにも異常なし。雨水の浸入経路は謎のままである。

09/24（日）2000　晴
明日から東京への出張なのだ。MINIとも2週間のお別れである。
ということできれいにしといてやることにした。
夕方コイン洗車場に行く。と言っても室内清掃のみだ。洗車には先日買ったホースが活躍してくれるのだから（深夜の洗車大作戦の日参照）。しかし家の掃除機での室内清掃はコードの長さとか取り回しとかなかなか不便なのである。
煙草の灰のカケラとかフロアマットの砂利とか隅々まで吸いとる。
そして帰宅して洗車。今回は初めてカーシャンプーを使ってみる。どの製品がよいか判らないので迷わずHALTS製品を選ぶ。 何故かって？、ユニオンジャックのマークなんだもの。
車体を水で流した後、水とシャンプーを混ぜたバケツからスポンジで泡を取って洗う。そして洗剤が残らない様に水で丹念に流す。下回りも忘れずに。
しかし合成セーム皮での拭き取りはなかなか加減がつかみにくい。大分時間は掛った。
そう言えば今日はこんなこともあった。 帰宅前のこと新しく出来た眼鏡屋さんに寄ってみたところ、店の前にMINIが二台。ポールスミスのブルーとアーモンドグリーンのインジェクション。二台とも店員さんのMINIだった。二人とも品の悪くないイマドキの若者。「MINIが三台揃った」と喜んでいた。確かに複数台並ぶとそれだけで楽しい。MINIってやっぱりいいよね。

09/25（月）2000　晴
穏やかに晴れ渡った日。東京へ発つ日だ。色々考えた挙句、MINIは職場の駐車場に置くことにした。
空港の駐車場に2週間も置きたくないし、自宅の駐車場はナナメなのである。
駐車場にMINIを入れ、出発前にカバーを掛けてやる。職場の駐車場でカバーを被ったMINIはなかなか異様ではある。

「しばしさらば相棒よ」と声を掛けたつもりでTAXIに乗って空港へ向かったのだ。

10/12（木）2000　曇／雨
東京での2週間の仕事を終え、数日休んだ後、17日ぶりに松江の土を踏む。
秋晴れの東京から曇天の島根へ。小雨もパラついて相当に肌寒い。
そして我の居ぬ間に松江は地震に見舞れたのだった。
この地震は「鳥取県西部地震」という名がついたのだけど、震源は県境付近。安来市や伯太町など、島根県にも大きな被害があったのだ。
松江も大いに揺れたそうであるが、こと松江市に限ってはそれほどの被害はなかったようだ。我がMINIもカバーを被ったまま職場の駐車場で待っていた。
小雨の中、カバーをはがす。地震のときはさぞや飛んだり跳ねたりしたものだろうが、どうやら無事である。エンジンオイルやクーラントの量も正常。
しかし17日のブランク、そして気温の低さ。エンジンはなかなか掛からない。 チョークを引いてイグニションをひねること3回ほど、せき込むような調子でエンジンは掛かった。
その辺を一回り走ってみる。機関に異常はないようだけど、運転感覚を取り戻すのに数分かかる。
そう言えば先日の雨漏りについて「とんかつはロースに決まってんだろ！こらっ！の会」のけんぢさんより、フロントウィンドウのウェザーストリップの隙間からではないかという指摘を受けていた。 ちょうど雨なので観察してみる。
すると窓下部中央の切れ目の部分に水滴を発見。どうやらけんぢさんの言うとおりであったようだ。今度コーキング剤を買ってこよう。

この隙間が犯人だ！。

夜、帰宅すると隣の部屋の駐車場に、以前はなかった無闇と大きな自動車が。見るとLAND ROVER DISCOVERYではないか。隣の人、買い換えたのかな。それとも私が居ない間に住人が入れ替ったのだろうか。
いずれにせよ、山陰の地方都市の、別段特徴のない集合住宅の駐車場に、英国ROVER社の最も大きい自動車と最も小さい自動車が並んだのである。

　
この写真は後日撮ったもの。

なお余談ではあるが、犬のジョンの部屋ではあちこちに本が散乱していたのであった。明らかに地震のせいであるけれども、元から散らばっていたものも含まれていると思われるので判別は困難である。