半透明の繭の日(々)
06/07-06/08/2002

06/07(金)2002 晴
因縁の対決、アルゼンチンイングランドの日である。勿論ワールドカップの話。犬のジョンが応援するのは母国ではないが生国であるイングランドであることは言うまでもない。
しかしやはり仕事はしなければならないのである。職場に向かおうと家を出て吃驚駐車場中の車が半透明のナイロン袋で一台ずつ覆われているではないか!。10台にもなろうかという台数の車が繭に包まれるとは新手の芸術運動か?。などという訳はなく一瞬で理由は判る。すぐ近くで住宅の新築工事が行われていたのだが遂に外壁の吹付塗装に掛かったらしい。
しかしそんな話は全く聞いてないぞ。と近くの車のワイパーに塗装工事予告の紙片。よく見ると全ての車のワイパーに挟んであるようだがそんなものは昨日の夜にはなかったぞ。当日の予告では予告の意味がないではないか !。予告するだけましなのだろうがいい加減な業者なのであろう。
時間もないし文句を言う気力もないのでそのまま出勤。 無理矢理仕事を切り上げ試合のテレビ中継が始まる前に帰宅。夕暮れの駐車場には相変わらず繭が風に吹かれていた。
なんだか釈然としない出来事であったがイングランドが勝ったのでよしとしよう。God save the Queenと唱えながら表に出てみるとようやく繭は消えていた。

fukuro
この画角は駐車場のごく一部です。

06/08(土)2002 晴
昼頃起きて駐車場を覗いてみると再び繭の列。文句を言うのも面倒なので夜になるまで外出しないことにする。幸いテレビでサッカーを見ていればいいので暇を持て余すということはない。

 

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