2002年最初の旅の日々
01/02-01/03/2002

01/02(水)2002 雪/曇/晴
朝目が覚めるとだった。今日は横浜に向けての帰路に就く日である。実家のギャランを車庫から出すために我がMINIのエンジンを掛けてびっくり。マフラーから白い煙がもくもくと
やむなくそのまま移動させるとバックミラー越しにはっきり判るくらい盛大に白煙が上がる。駐めてレベルゲージを見てみるとmaxよりやや多いあたり。どうやらオイルの入れすぎらしい。燃焼室内に入ってしまったようだ。
さらになんだかプラグコードのコイルへの差し込みがゆるんでいるぞ。まあその場はギャランで出かけなきゃなんなかったので帰ってから対策を講じることにする。
昼頃帰宅して作業開始。まずはドレンボルトを弛めてオイルを抜くmaxminの間くらいにしておいた。さらにゆるゆるのプラグコードの差し込みはどうも正しく固定する方法が判らなかったので、廃油処理パックに入っていたタイラップで締め付けて応急処置だ。
エンジンを掛けるとしばらく白煙が出ているが、ふかしてやると消え、でもまたアイドル状態になると排気が白くなってくる。まあ作業前の白煙モクモク状態はだいぶ改善されたのでよしとする。
13:20、実家を出発。目的地は宮崎県は日向市だ。私はMINIごと日向発のフェリーに乗って川崎に向かうのである。出発時の距離計は26,443km
雪がちらつく中、出水市から大口市を抜けて九州道栗野ICに向かう。だんだん雪は本格的になってきた。栗野への道は国道とは言え片側一車線の山道である。幸い路面は時折シャーベット状の雪がたまっているだけで大したことはないのでおおよそ普通に走行することが出来る。勿論タイヤは夏タイヤ。
14:50栗野ICから九州道へ。入り口のチケット発行機はまたも我がMINIを「」と判別した。雪がどんどん降る中を走り、えびのJCTから宮崎道へ入る。
15:13〜15:23霧島SAで休憩。15:55清武JCTより東九州道へ入る。そして16:12終点の西都ICにて東九州道を下りる。またまた係員が気づかなかったので料金は軽料金だ。
そして西都市から高鍋町へ向けて、国道10号を目指して走る。なんだかとてもいい天気で海の方には夏のような雲が見えてくる。それにしても一般道を走ると信号で停まる度にタペット音が気になる。明らかに出発前より大きくなっている。帰り着いたら調整しなくちゃな。
16:30、高鍋町のGSにて給油。距離計は26,646km。給油量17.3lで燃費は17.63km/l(区間距離305km)。初めてのセルフ給油だったので勝手が判らず満タンにはほど遠いはずである。この道で燃費がそんなにいい訳はないのである。
国道10号をひたすら北上、17:13日向市内に入る。きっと港にはろくな売店もないに違いないと思ったので途中にあった巨大ショッピングセンターに立ち寄り乾電池とタバコ、文庫本三冊を購入。
18:20日向細谷港のフェリー乗り場に到着。距離計は26,696km。この日の走行距離は203kmであった。出港を待つ車の列に加わる。見て回ったけども巨大なキャディラックが一台いる他は変わった車の姿はない。乗り場の建物に行き乗船手続き。案の定古びて殺風景な風情だ。乗船名簿に記入し、料金を支払う。MINIの車長はご存じの通り305cmであるが「4m未満」というカテゴリーに入り、料金は47,870円。これが「3m未満」だと何千円も安いのだが。だいたいMINIは今ほとんどの軽自動車より小さいぞ。今時「3m未満」の車があるんだろうか。さらに最低地上高が低いことを告げると何があってもフェリー会社に責任を求めない旨の念書を書かされたぞ。
19:45、乗船開始。鉄のスロープをガタガタ上って船内へ。船内にはなにやら車線を区切る突起が2m間隔くらいでたくさんあって底を擦らぬよう走るのは一苦労だ。特にあの車はこっちへ、この車はそっちへという指示もなく順番通りに駐車、輪留めが掛けられる。到着まで駐車フロアには出入りできないようなので20時間のお別れだ。 出港は20:45、川崎到着は明日の16:30だ。さあ船内いかに過ごすべきか。

01/03(木)2002 快晴
7:00船内放送で起こされる。現在位置は和歌山沖らしい。結局昨夜はひたすら缶ビールを飲んで畳で雑魚寝の二等寝室で眠ったのであった。
洋上は無闇矢鱈と天気がよいがTVのニュースによると東海地方は大雪で名神や東名は通行止めが出ているらしいではないか。フェリーにしてよかったね。でもこれから夕方までの時間は長い。
船内で暇をつぶす方法は以下の通り(順不同)。
 1.酒を飲む。
 2.本を読む。
 3.船内をうろうろする。
 4.デッキに出て海上からの景色を見る。
 5.寝る。
 6.ノートPCと携帯電話を用いてネットに繋ぐ。
 7.ゲームコーナーでかなり型遅れのゲームをする。

太平洋の太陽大洋の太陽
富士山富士山はずっとよく見えていた。この写真では判りにくいが。

船旅の無聊に何とか耐え、16:20京浜川崎港に入港。夕日に輝く工業地帯に行き交う船舶、次々に高度を下げてくる飛行機、巻き上げる甲板の巨大ウインチ。東京湾の眺望はスペクタクルだ。
16:30接岸、車止めを外す間しばらく待たされて16:33車両甲板に入りエンジン始動白煙はもう出ない。そして16:38、船内の突起段差に跳ね上げられながら(勿論ナナメ走りでクリアー)川崎の地に降りたのであった。

京浜川崎港にて後ろに見えているのが我と我がMINIを載せてきたフェニックス・エキスプレス号

首都高横羽線三ツ沢線を経由し第三京浜を走り都筑ICで降りる。飯食って買い物して帰宅。荷物が多いので表に着けて9階の部屋まで三往復。裏に回って路上駐車。18:37、距離計は26,739km。帰路の走行距離はわずか296km、往復の合計は1,754kmだった。

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